K-BAGS
Master Interview

【特別取材】一針に命を吹き込む:日本最高峰の職人が語る縫製の哲学

更新日: 2024.11.08 | 著者: 編集部 インタビュアー

仕事場の革職人

K-BAGSのバッグの秘密は、表面だけではありません。見えない裏地や、縫製の継ぎ目にこそ、世界をリードする日本のマイスターの技術が散りばめられています。今回は、この道40年のキャリアを持つ工房長の小林氏にお話を伺いました。

機械では絶対に実現できない「糸のテンション」

「最新の工業用ミシンを使えば、瞬時に何十個ものバッグを縫い上げることができます。しかし、私たちが作るのは『作品』であって、工業製品ではありません。手縫いにこだわるのは、革の部位ごとの繊維の密度に合わせて、引っ張る力(テンション)をすべて自分の手の感覚で調整しているからです。」

小林氏は、なめし職人から引き継いだ一枚のプレミアムレザーの表裏をじっくりと観察しながら、部位ごとの伸縮性をすべて指先の触感で把握します。伸縮率がミリ単位で異なる革を均一に美しく仕上げるには、この「手のテンション」調整がすべてなのです。

コバ磨き(切り口の仕上げ)に丸2日を捧げる

革の裁断面(コバ)は非常に繊細です。K-BAGSでは、この切り口に何度もやすりをかけ、天然糊を塗り、丹念に磨き上げる工程を何度も繰り返します。「触ったときに段差がまったくなく、まるで最初から一つの滑らかな球体であったかのような感触になるまで妥協はしません」と小林氏は胸を張ります。

このコバ磨きをしっかり行うことで、日常の擦れや衣服との接触による摩擦に耐え、長年の過酷な使用にも耐え抜く強靭なエッジラインが構築されるのです。

「私たちの仕事は、バッグが私たちの手を離れた瞬間から、お客様のもとで本当の美しさを育てていくのを見守ること。何年使ってもビクともしない、むしろより格好良くなる。それを目標に日々、針を置いています。」

本物のクオリティを、ぜひ手で触れてお確かめください

私たちのショールームでは、実際に職人のこだわりやコバ磨きのディテールを間近でご覧いただけます。最高レベルの仕上がりを五感でご堪能ください。

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